しいたけのよもやま話
【原木しいたけの素晴らしい環境適応能力】
原木栽培のしいたけでは、見過ごされやすい、珍しいことあります。
それは、一人の農家が1年間を通じて、しいたけを生産販売できることです。
もちろん、それなりの設備と技術は必要です。
でも、それ以上に大きな要因があるのです。それは、しいたけの品種の多様性です。例えば、野菜では、最低気温が●●℃とか、最高気温が●●℃とかの制限があることが普通です。これがあるので春夏秋冬のある日本では、一人の農家が1年間同じ作物を作るのは簡単ではありません。
しいたけにも、それはあるのですが、品種の多様性で補っています。例えば、ある品種は最低気温が6℃以下になると、きのこが出やすいという性質ですが、これと全く反対に、最低気温が15℃以上が良い・という品種もあるのです。
これは、ほんとに驚きです。全く正反対ですから。これがあるから、しいたけは執念栽培が珍しくはありません。
【農薬を使わなくても栽培できる】
当農園では、農薬を全く使わずに、しいたけ栽培をしています。
これを売りにしています。
でも、実は、原木栽培しいたけは、農薬を使わなくても栽培することが難しくない、数少ない農作物の一つなのです。多分、小職の知る限り、農薬を使わずに栽培している生産者のほうが多いと思います。
【化学肥料を使わなくても栽培できる】
当農園では、化学肥料を使わずに、原木しいたけを栽培しています。
原木しいたけ栽培にも、化学肥料のようなものはあります。
それを使えば、収穫量が増えるであろうことも事実であるかと思います。
でも、当農園では、化学肥料を全く使わず、原木に含まれる栄養分っだけでしいたけを育てています。