高橋農園では、原木しいたけの植菌を1月頃から4月頃まで行います。
その後、仮伏せをします。
そして、本伏せ。
この仮伏せ~本伏せの期間、いろいろなことが起こります。
原木が枯れるに従い、いろいろな雑菌が目に付くようになります。
そして、もう一つ、頭が痛いのが、ホダ木が萌芽することです。

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上の写真で、植菌したホダ木から新芽が出てきました。
これはマズイ。
しいたけ菌は死物寄生菌と言って、木が枯れてくれないとホダ木の中で生育できません。
新芽が出た・と言うことは、少なくともその部分の原木の細胞は生きていて、しいたけ菌の伸長を妨げます。
そこで、工夫して、ホダ木を乾き気味に管理します。
ただし、度が過ぎると、ホダ木の中のしいたけ菌も乾き過ぎて弱ってしまいますので、注意が必要です。
例えば、下の写真では、よろい伏せにしてあったホダ木から新芽が出たので、ホダ木をよろい伏せの上に置きました。
2~3週間後、写真のように、ホダ木から出た新芽が枯れました!!!
ホダ木の生きている部分を枯らすことに成功です。
ホダ木の木の細胞が生きていてしいたけ菌の成長を妨げていましたが、これで、しいたけ菌も生育できるでしょう。

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