しいたけホダ木に付く雑菌のアオカビが増えてきました。
下の写真で黄色い線の中がアオカビです。
正式名称は「ペニシリウム」で、あの有名な抗生物質のペニシリンに関係する雑菌だそうです。
これと、すごく似たものに「トリコデルマ」があります。
これは、しいたけ菌を殺す恐ろしい雑菌です。
この二つは、見た目はよく似ていて、外見だけで、判別するのは非常に難しいです。
特色としては、
アオカビ:写真のように主として樹皮に付きます。
トリコデルマ:しいたけの種菌(写真の白い蓋の周り)や小口(しいたけの菌紋など)に付きます。
これは、雑菌ではありますが、昔「アオカビが出たら赤飯を炊け」と言っていた先輩がいました。
つまり、これが出ると、(その後、適切に栽培管理すれば)良いホダ木になって、しいたけがたくさん出る・と言う訳です。
似た雑菌の「トリコデルマ」とは偉い違いです。
このアオカビは、ホダ木が過乾燥気味の時に付きます。
これから梅雨に入るので、ホダ木を過湿気味にするには丁度良い季節なので、栽培管理もしやすいです。