今、11月初旬、キノコにとっては最適の季節です。

原木しいたけも同様です。

普通にホダ木(椎茸の原木)を「打撲浸水(ホダ木の樹皮面を軽くたたいてから浸水する事」をすると、たくさんのしいたけが生えてきます。

そして、それが度を超えて、キノコの数が多すぎることがあります。

上の写真のホダ木は、「成形菌」という名前の種菌を使っていまして、種菌の乾燥防止のための白い発泡スチロールの蓋がたくさん見えます。

しいたけの1回目の発生では、この植穴からキノコが出るのが普通です。

この写真では右から2本目や3本目のホダ木が、ホダ木1本あたり20穴以上出ていますし、1個の穴から2~3個の椎茸が出れいる穴も多いです。

 

この様に、一度の発生でしいたけの数が多すぎると、しいたけが小さくなったり、変形したりします。

 

なので、今、高橋農園ではホダ木の「打撲浸水」の際に、ややしいたけの発生数を抑えるようなブレーキをかけるような栽培方法としています。

具体的には、「打撲浸水」の際、【ホダ木を打撲した後、すぐには浸水せずに、わざと2~3時間後に浸水】します。

この様にすると、しいたけのけ数が減ってくれることがります。

 

そのはずなのですが、今年は、キノコの発生数が減ってくれない。

今日の浸水からは、さらに、キノコの芽数を減らす工夫に切り替えました。

成功しますように!