「気候変動を受けた気温上昇の抑制目標が、今後数年で破られる可能性があると、科学者らが予測している。」との記事がBBCにありました。

2023年5月24日付です。

地球の気温上昇、2027年までに1.5度超える見込み=世界気象機関 – BBCニュース

記事には、

「世界各国は、化石燃料使用の進む以前からの世界的気温上昇を平均1.5度以下に抑える取り組みを行っている。しかし世界気象機関(WMO)の最新報告によると、66%の確率で2027年までに1.5度を超えるという。」

「研究者らはこの事態を懸念しているものの、一時的なものだとしている。平均気温が1.5度以上上がった状態が1年でも生じれば、地球温暖化が減速ではなく加速していることを示すことになるという。一方、その状態が10~20年続くと、長期間の熱波や、これまでよりも激しい嵐や森林火災など、温暖化の弊害がさらに大きくなるという。」

などの、注意すべき記載がある一方で、

「だが、今後数年で1.5度を超えたとしても、パリ協定が破られたことにならない。専門家らは、排出量を大幅に減らすことで、なお地球温暖化を抑える時間があるとしている。」

の記載もあります。

CO2排出量の削減とともに、大気中CO2を削減する施策の実施が必要です。