昨年は、当農園のクラウドファンディングにご協力いただきましてありがとうございました。

高橋農園では、クラウドファンディング終了後、12月から、本格的に、「止めよう!地球温暖化 【CCUS】カーボンマイナスと土壌改良」の「事業を開始しました、

 

その後、約1か月が経過しましたので、途中経過を報告させていただきます。

12月の事業内容は、主として、バイオマス暖房機をバイオ炭の炭化炉への改造と、それを使ったバイオ炭の製造試験です。

 

(1) 改造前のバイオマス暖房機(内部に、二次燃焼用の送風間を取り付けました。)

 

(2) ペール缶(これにバイオマスを入れて、上のバイオマス暖房機内で無酸素状態で蒸し焼きにします。

ペール缶の蓋に一つだけ穴があけてあります。

その理由は、ペール缶の中のバイオマスが蒸し焼きにした場合、酸素がないため、燃えずにガスが発生します。

このガスの逃げ道です。

ガスの中には、可燃性のものもありますので、上記(1)のバイオマス暖房機に、2次燃焼用空気取り入れ口となる通風管を後付けしました。

これによって、可燃性のガスが燃焼し、バイオマス暖房機の熱効率が良くなります。

 

(3) 使用済みホダ木をペール缶に入る大きさにカットします。

 

(4) カットした使用踏みホダ木を(2)のペール缶に入れます。この後、蓋をします。

 

(5) (1)のバイオマス暖房機の下半分に、燃料となる使用済みホダ木を入れます。

 

(6) (4)のホダ木を入れたペール缶に蓋をして、(5)のバイオマス暖房機に入れます。

 

(7) 全部で6個のホダ木入りペール缶をバイオマス暖房機に入れます。

 

(8) ペール缶の両側にも、燃料用ホダ木を足します。

この後に、着火して、翌日まで待ちます。

この暖房機は、しいたけ栽培ビニールハウスの暖房機なので、ビニールハウスの暖房を行いつつ、バイオ炭を製造することになります。

 

(9) 出来上がったバイオ炭。

 

(12) こちらは別のペール缶、こちらの方が炭が少ないです。つまり歩留まりが悪い。

歩留まりが悪い理由としては、①ペール缶のどこかに小さな隙間ができて酸素が入ってしまい、炭の一部が燃焼してしまった、あるいは、②原料の使用済みホダ木がしいたけ菌の分解を強く受けて、残存炭素が少なかった・などが考えられます。

 

(11) バイオ炭を十分に冷まして、フレコンバッグに入れ、保管します。

 

 

【12月実施分での課題】

  1. 予想通りではありましたが、バイオ炭製造用のペール缶は、金属の肉厚が薄いので、10回くらいしか使えないこと。10回くらい使うと、缶のどこかに穴が開いてしまい、バイオ炭製造中にその穴から空気が入り、炭にならず、燃焼してしまう。つまり、歩留まりが悪くなります。ペール缶は高いので、バイオ炭製造のコスト上昇にもつながる。
  2. バイオマス暖房機を使うので、仕方がないのですが、燃料用の使用済みにホダ木の量に比べ、バイオ炭の製造量が少ない。これは、上記1.の原因もあります。燃料用のホダ木とペール缶の最適比率を決定することが必要です。
  3. バイオ炭原料の事前乾燥が、予想以上に重要なこと。これも当たり前のことですが。ただ、使用済みホダ木の水分含量を12%程度に下げるためには長ければ数カ月かかるので、これも宿題の一つです。
  4. 以上を踏まえて、バイオ炭製造の最適工程とコストダウンの方法を考えます。その後、バイオ炭の歩留まりなど各種データを測定する予定です。